基底細胞癌

基底細胞癌とは

皮膚の上皮と言われる部分から生じる皮膚癌です。皮膚がんの中では悪性度が低く転移する可能性はすごく低く、ゆっくりと大きくなります。しかし、時に局所での浸潤性が強いものもあり注意が必要です。

基底細胞癌の原因

日光暴露、外傷、放射線、砒素、放射線などが原因と考えられています。

基底細胞癌の症状

ゆっくりと大きくなり、しばしば表面から出血したり潰瘍化したりします。進行(浸潤性)が強いものは皮下、皮下組織に広がる者もあります。

基底細胞癌の治療方法

原則的には手術的に摘出することが治療となります。腫瘍から2-3㎜(大きなものや組織破壊性が強いものでは5㎜以上)の余裕を付けて摘出します。その結果、皮膚欠損が生じるために、縫合や植皮術(皮膚移植)、皮弁作成術といった形成外科的手技で皮膚欠損部を閉鎖します。