ケロイド・肥厚性瘢痕とは
傷あとの中の線維成分が過剰に増殖し、傷跡が盛り上がった状態です。元の傷跡よりも大きな状態になるのがケロイド、元の傷跡に沿って盛り上がった状態が肥厚性瘢痕と呼びます。
ケロイド・肥厚性瘢痕の原因
どちらも傷跡から生じますが、ケロイドは体質に起因することが多く、肥厚性瘢痕は関節などの皮膚に緊張がかかりやすい場所や治るのに時間がかかってしまった傷に生じることが多いです。
ケロイド・肥厚性瘢痕の症状
どちらも痛みや痒み、引きつれ感、皮膚の赤みなどが生じます。ケロイドのほうがこれらの症状が強く出ることが多いです。
ケロイド・肥厚性瘢痕の治療方法
保存的治療ではテープやスポンジなどによる圧迫療法、内服薬、ステロイド含有テープ、ステロイド局所注射などを行います。また手術による治療で軽快することもありますが術後再発の可能性もあるため部位や状況を見ながら相談していく必要があります。